大胆な対談・第十四部「世界は私を待っていた?」

(辰)というわけで世界デヴューをしたのじゃ!
(ま)はぁ?
(辰)今回はここでの表記も(辰)ではなく、(O)にしたいところなんじゃがね。
(ま)はぁ?
(辰)今回の世界デヴューは、おだ辰夫ではなくODA-SAN名義なんで(O)が正しいんじゃが、便宜上(辰)でいくことにするぞい。
(ま)あの〜、そもそもODA-SANって何なんですか?
(辰)うむ、ODA-SANの由来はOHTA-SANからきているんじゃよ。
(ま)そのOHTA-SANって誰なんですか?
(辰)ハワイのOHTA-SANじゃよ。
(ま)ハワイ?
(辰)ウクレレの神様OHTA-SANじゃよ。彼を尊敬する意味で、ウクレレ4コマ漫画『ウクレリアンの極み』を描いたときにODA-SANというペンネームを作ったのじゃ。
(ま)それが世界デヴューにどうつながるんですか?
(辰)いや、べつにつながらない。
(ま)…
(辰)『ウクレリアンの極み』から幾星霜、世はスマートフォンの時代がやってきた。
(ま)えっ?…スマホですか…。
(辰)うん、でもどうしてスマートフォンの略称がスマホになるのか解せない。正しい略称はスマフォじゃないのか!
(ま)どうも話があっちこっちに飛んで、よくわからないんですが…。
(辰)スマートフォンといえば、iPhoneじゃ!
(ま)やっと、話の筋道が通ってきましたね。
(辰)iPhoneといえば、iアプリじゃ!
(ま)なんかそうらしいですね。
(辰)で、2011年秋 iPhoneアプリ『まんがでOK!英語』で遂に世界デヴューしたのだ!
(ま)やっと世界デヴューにつながりましたね。
(辰)ヘンリーおじさんとのコラボ企画『まんがでOK!英語』のイラスト約500枚を担当したんじゃよ。
(ま)iPhoneアプリって世界中の App Store でダウンロードできるんですよね?
(辰)だから、世界デヴューだと言ってるだろ。
(ま)まぁ言えなくもないですが…。
(辰)なんだよ、その奥歯にモノがはさまったような物言いは。
(ま)すみません、ランチに食べたニラレバがはさまって…。
(辰)なぜ私がヘンリーおじさんとのコラボ企画『まんがでOK!英語』のイラスト約500枚を描いたか気になるだろ?
(ま)い、いえ、べつにそんなに興味はないですが。
(辰)今をさること40数年前のこと。
(ま)もしもし〜、こっちのゆーこと聞いてないですね。
(辰)ヘンリーおじさんがヘンリー名義で出した名曲『かわいそうな娘』を、当時かわいい中学生だった私が買ったんじゃよ。思えば人生で初めて購入したレコードじゃった。
(ま)かわいい中学生ですか…
(辰)そして幾星霜。
(ま)このフレーズ、お好きですね。
(辰)世紀も変わり、ひょんなことからヘンリーおじさんとの交流が始まり、なんだかんだあって、ついに『まんがでOK!英語』ができあがり、世界デヴューしたのじゃ。
(ま)「ひょんなこと」に、「なんだかんだ」じゃよくわからないですが。
(辰)そう、『まんがでOK!英語』で世界デヴュー!世界は私を待っていた!
(ま)べつに待ってなかったと思います。


前の項目 目次に戻る 次の項目